【棟木】…むなぎ。むねき。
棟木とはどこを指すのかご存知ですか?棟木は屋根のある重要な部分の呼び名です。
今回は棟木の基本知識と、棟木にまつわる伝統的な行事についてまとめました。
新築をお考えの方は、ぜひご参考になさってくださいね。
目次
1. 棟木とは
屋根の一番高い位置にある母屋や桁と平行に取りつけられる部材を「棟木(むなぎ・むなき)」と呼びます。屋根を支える重要な部分です。
2. 棟木の役割
棟木は家の重要な構造体で、棟木は、母屋と共に垂木を支え、屋根の荷重を、屋根の頂上である小屋束から梁へと伝える重要な役目を果たしています。
3. 棟木の種類
標準は約105ミリ角〜120ミリ角の杉材が一般的です。
これ以上太いと、住宅上部の重量が増し、地震の際に屋根の重みによる倒壊の危険性が高まります。
また、これ以上細いと構造的に強度や耐久性に問題が出てきます。屋根を支える重要な部分になりますので、強度は十分に確保しましょう。
4. 棟木の”継ぎ”と”割れ”の注意点
棟上げに立ち会ったことのある方は、棟木に継ぎ目や割れがあって不安になった方もいるのではないでしょうか。
大事な家のことなので、神経質になってしまう気持ちはとてもよくわかります。でもご安心ください!継ぎ目も割れも、施工不良ではありません。
4-1. 棟木に継ぎ目のある理由
継ぎ目がある理由は、素材の確保の都合上、1本の木で1つの家の棟木を取るのは現実的に難しく、もしあったとしてもとても高価な部材となってしまいます。
そこで一般的なのは、棟木同士を継いで、長さを確保します。もちろん継ぐ際には継ぎ手と、継手金具での補強によって、十分な強度を保ちます。
4-2. 棟木に割れのある理由
木は天然の素材なので、切った後もなお呼吸しています。切りたての部材は、水分を多く含んでいますが、建築材料として使われるまでには、十分な乾燥時間を取ってから実際の棟木材料として使用されますので、その点は安心してください。
まれに、取り付けた後に屋根裏の乾燥により割れが生じることがありますが、家の構造に問題があるわけではないので、ご安心くださいね。
5. 棟上げと上棟式
棟木が取り付けられる日というのは、すなわち家の骨組みが全て完成した日ということになります。なぜなら、棟木は骨組みの中で一番最後につけられる部材だからです。
この日と棟上げといい、これに合わせて上棟式が執り行われます。建前(たてまえ)と言ったほうが馴染みがあるかもしれませんね。
最近では、上棟式をみかけることは少なくなってきましたが、上棟式には棟梁が四方を清め、工事の無事完了を祈りって執り行われるほか、近隣への工事への配慮や大工さんへの感謝の意も込められていますので、可能であればぜひ行いましょう。
6. 棟木の破損と修理費用を0円にする方法
棟木は屋根の一番高い箇所にあるので、風の被害を受けやすい場所でもあります。台風や強風で破損する可能性が非常に高いです。
もしも、棟木が破損してしまったら、放置すると雨漏りにつながりますので、早めに修理しましょう。
その際、もし火災保険に加入されていたら、ぜひ確認していただきたいことがあります。それは「風災補償」の有無です。
棟木の破損が風災被害として認められれば、実質0円で修理できるかもしれません。せっかくですから、この機会にぜひご確認くださいね。
まとめ
いかがでしたか?棟木は屋根の重要な部材でもあり、強風の被害を受けやすい場所でもあります。台風や大きな自然災害の後には、屋根の状態を確認して、状態を把握しておくと安心です。
もし修理が必要になり、見積もりを取ることになったら、少なくとも3社の見積もりを取ってくださいね。業者の中には、残念ながら相場以上の価格を不当に上乗せしてくる悪徳業社もいるのです。
悪徳業者を見極めるためには、まずは相場を知ることが重要です。イーヤネットなら、かんたん一括見積もりで費用の相場がわかります。しかも一度に数社の見積もりを比較・検討できるので、いちばんおトクな業者を選択できちゃいます。
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棟木の劣化が気になったら、ぜひイーヤネットまでお気軽にご相談ください!
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