屋根ドーマーのメリットとデメリットと雨漏りの危険性を回避する方法

【ドーマー】ってご存知ですか？

ドーマーとは、屋根の形の一つで、とても特徴的な形をしています。
昔見た映画のような家に憧れて、屋根にドーマーを付けたいと思われる方も多くいらっしゃいます。

今回はそんなドーマーについて、まとめてみました。ドーマーをご検討の方や、新築をお考え中の方は、ぜひ参考になさってくださいね。

1.ドーマーとは

ドーマーとは、主にロフトなどの屋根裏部屋への採光を目的として屋根上に設けた窓及び屋根を指します。屋根から小さな三角屋根が突き出るような形になっているので、まるで昔みた映画のような欧米風の味わいを表現できます。

採光目的だけではなく、屋根のデザイン用パーツとしても人気です。ドーマーとは英語の“dormer”で、和訳では屋根窓となります。

ドーマーの主な役割は、採光です。一番日当たりの良い屋根の中央部に窓をとりますので、小さな窓でも大量の光を室内へ届けることができます。

開閉可能なドーマーであれば、その窓を開けることで部屋の通気を確保できます。屋根裏はもともととても湿気や熱気が溜まりやすい場所なので、ドーマーがあることで通気口となり、風を取り込むことができます。

ログハウスなどでは、居住空間を広くするという目的でドーマーを設けることも多くあります。
本来屋根裏になる空間をうまく利用して、スペースを有効活用する意味で作られます。

ドーマーはその個性的な形から、外観のデザイン性としても優れています。屋根が立体的になるので、屋根のボリュームが増し、洋風の雰囲気を演出できます。

素敵な外観を持つドーマーですが、実はデメリットが多くあるんです。
ドーマー設置に伴うデメリットの中でも、特に懸念される部分をご紹介いたします。

ドーマーを設けることで、屋根垂木が切断され、またその形状も複雑になり、屋根勾配が緩やかな点や、続部分も多いなど条件的にとても悪条件が重なるので、どうしてもそこからの雨漏りの危険性は高まります。

もちろんきちんと雨仕舞し、定期的にメンテナンスを行えば問題ありません。

天井近くに配置されているので、手軽に掃除することができません。特に室内などは、ドーマーへの導線を確保するか、長い梯子をかけられるか十分に検討してから間取りを決めると良いでしょう。

またドーマーの形は様々で、また、洋風の施工の為施工実績のある業者が少なく、雨漏りや破損の際に修理に対応できる業者が少ないのが現実です。また、普及されていないので施工費も高めな場合も多いです。

当初の目的が採光目的で取り入れられるため、必然的に部屋が暑くなる傾向にあります。ドーマーには断熱材がなく、部屋には日差しが射し込むため、夏場には部屋の温度上昇には対策が必要になってきます。

もしドーマーのある屋根にあとから太陽光パネルを設置したくなった場合は、ドーマーがソーラーパネル設置の邪魔になる場合もあります。

ドーマーは複雑な屋根構造をしているため、風や雨の被害を受けやすい場所でもあります。そのため、台風や強風で破損する可能性が非常に高いです。

もしも、ドーマーが破損してしまったら、放置すると雨漏りにつながりますので、早めに修理しましょう。その際、もし火災保険に加入されていたら、ぜひ確認していただきたいことがあります。

それは「風災補償」の有無です。ドーマーの破損が風災被害として認められれば、実質0円で修理できるかもしれません。せっかくですから、この機会にぜひご確認くださいね。

いかがでしたか？デザインや機能としても魅力的なドーマーですが、梅雨や台風の多い日本では、デメリットを抱えてしまう危険性もあるので、ドーマーの設置には十分な知識を持って導入を検討されてくださいね。

もちろん、ドーマーの利点には優れたものがありますし、もしドーマーの修理が必要になっても、屋根のプロならばドーマーのネックポイントをよく理解していますので、メンテナンスに過剰に心配になる必要はありません。

もちろん、修理をお願いするときは、信頼できる業者を選んでくださいね。

悪徳業者を見極めるためには、まずは相場を知ることが重要です。

イーヤネットなら、かんたん一括見積もりで費用の相場がわかります。しかも一度に数社の見積もりを比較・検討できるので、いちばんおトクな業者を選択できます。

もちろんお見積もりは無料！ご紹介するのは厳しい審査を合格した地域の優良業者のみなので、安心して業者を選択できます。

屋根のことが気になったら、ぜひイーヤネットまでお気軽にご相談ください！