突然雨漏りが発生して「どんな業者に工事を依頼すれば良いの?」、「費用はどれくらいするの?」と雨漏り修理について悩まれていませんか?
雨漏りは放置をすればするほど腐食が進行し、屋根全体を葺き替えなければならないほどに腐食が進行します。また、しっかりと雨漏りの原因を特定して確実に修理をしないとまた同じ箇所から雨漏りが発生するのが雨漏り修理の難しいところです。
そこで、この記事では雨漏りを確実に修理するために必要な、「雨漏り修理業者の選び方」や「雨漏り修理の費用相場」について具体的に解説します。
目次
1.雨漏り修理の必要性
まず始めに、雨漏りには4つの症状があります。それは、下記の通りです。
この中でも、「天井や壁に雨染みがある」場合や窓サッシから雨漏りをしている場合は早急に修理する必要があります。なぜなら、雨漏りが部屋の内部まで進行しているからです。
そもそも、雨漏りはインフルエンザの潜伏期間のように表面化するまでに時間がかかります。その中で、天井や壁のクロスまで雨染みが広がってしまうのは、雨漏りのがかなり進行していることを意味します。
そのために、天井や壁のクロスまで雨染みが広がってしまった際は、早急に修理をする必要があります。なぜなら、そのまま放置をしても雨漏りが拡大する一方だからです。
そして、そのまま雨漏りが拡大し続けると、屋根の”全面葺き替え”や最悪の場合、住宅を建て替えるしか選択肢がなくなってしまうので、雨漏りは放置をせずに、”早期発見”、”早期解決”で修理をすることが重要です。
2.雨漏り修理の適正業者
雨漏り修理の適正業者は雨漏りの発生箇所によって異なります。なぜなら、リフォーム業者は施工箇所によって専門分野が異なるからです。
例えば、外壁や窓サッシ廻りから雨漏りが発生している場合は、塗装専門業者や建築士の有資格者が在籍している外装リフォーム専門店が最適です。
一方で、屋根が原因で雨漏りが発生している場合は、屋根専門業者や建築板金業者が最適です。
病院の皮膚科や眼科などの診療科目のようなものと思って頂ければイメージしやすいかもしれません。目に異常を感じた時に、皮膚科で診療する人はいませんよね。
このように雨漏りの修理業者も病院と同じでそれぞれ、得意な分野が異なります。そのために、雨漏り修理を依頼する業者は施工箇所の専門業者に工事を依頼することが何よりも重要です。
それでは、具体的に雨漏りの発生箇所別に適正業者を具体的に解説します。
2-1.屋根の雨漏りの場合
屋根の雨漏りは屋根専門業者、屋根板金業者に工事を依頼するようにしましょう。なぜなら、屋根の雨漏りは”瓦のズレ”や”防水シートの劣化”など複合的な劣化が原因で雨漏りが発生していることが多く原因の究明が難しいからです。
その中で、屋根を専門としない業者に雨漏り修理を依頼してしまうと”防水シート劣化”に気づかずに”瓦のズレ”だけを直すような部分補修に止めてしまうケースがあります。このような場合、一時的に雨漏りは止まるかもしれませんが、再度雨漏りが発生する可能性が高いです。
雨漏りは正しく原因を究明して、確実に修理をしなければ何度でも発生します。特に屋根の雨漏りは侵入経路が複雑なために、屋根専門業者や屋根板金業者といった、”屋根に特化”した修理業者に工事を依頼するようにしましょう。
2-1-1.屋根の雨漏り修理業者一覧
- 屋根リフォーム専門業者
- 屋根板金専門業者
- 屋根瓦専門業者
2-2.外壁・窓サッシ廻りの雨漏りの場合
窓サッシ廻りの雨漏りは外壁塗装専門店や外壁リフォーム専門業者に工事を依頼するのが確実です。なぜなら、窓サッシ廻りの雨漏りは”外壁のひび割れ”や、”シーリングの劣化”が原因であることが多いからです。
その中で、「雨漏りなのに外壁塗装専門店?」と疑問に感じる方もいらっしゃると思いますが、外壁のひび割れの補修やシーリングの補修も含めて施工をすることから、外壁やサッシ廻りの雨漏り修理にも十分に対応することができます。
特に、一級・二級建築士の国家資格を有している塗装業者は外壁の内部構造も熟知しているために、外壁・サッシ廻りの雨漏り修理には最適です。
2-2-2.外壁・窓サッシ廻りの雨漏り修理業者一覧
- 外壁塗装専門業者
- 外壁リフォーム専門業者
2-3.ベランダの雨漏りの場合
ベランダの雨漏り修理は防水専門業者か外壁リフォーム専門業者が最適です。
特に、ベランダは住宅の中でも構造が複雑で、雨漏りの原因となる箇所が複数存在することから、一級または二級建築士が在籍する防水専門業者に現地調査を依頼すると間違いはありません。
2-3-1.ベランダの雨漏り修理業者一覧
- 外壁塗装専門業者
- 防水工事専門業者
- 外壁リフォーム専門業者
3.雨漏り修理の費用相場
3-1.屋根の雨漏り種類の費用相場
棟板金の撤去・交換 | 30万円〜100万円 |
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スレート瓦の交換(1枚) | 1万円〜2万円 |
漆喰の塗り直し | 30万円〜80万円 |
瓦の交換(1枚) | 1万円〜2万円 |
谷樋の撤去・交換 | 20万円〜80万円 |
屋根の葺き替え | 100万円〜300万円 |
3-2.サッシ廻りの雨漏り修理の費用相場
窓サッシのシーリングの交換 | 30万円〜50万円 |
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窓サッシのガラスのビート交換 | 3万円〜10万円 |
3-3.外壁の雨漏り修理の費用相場
部分的なシーリングの補修 | 10万円〜30万円 |
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外壁塗装 | 70万円〜150万円 |
シーリングの打ち替え・打つ増し | 12万円〜20万円 |
サイディングの張り替え | 150万円〜230万円 |
3-4.ベランダの雨漏り修理の費用相場
防水工事 | 10万円〜20万円 |
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下地の補修が必要な防水工事 | 25万円〜80万円 |
4.雨漏りを確実に修理する3つのポイント
雨漏りは修理をしたからと言って、必ず止まるわけではありません。
事実、yahoo知恵袋などのQ&Aサイトには雨漏りを修理したにも関わらず、雨漏りが再発している人の相談が多数掲載されています。
このように雨漏りは修理をしたとしても、必ず止まるわけではなく非常に難しい工事なのです。
そこで、ここからは雨漏りを確実に止めるために最低限知っておくべき、雨漏り修理の基本事項について具体的に解説しますあ。
これから、お伝えする3つのポイントを踏まえるだけで、雨漏り修理で失敗する確率を減らすことができるのぜひ、参考にしていただければと思います。
4-1.早期発見・早期解決を最優先する
冒頭でもお伝えしましたが、雨漏りは「早期発見、早期解決」が基本です。なぜなら、雨漏りは放置をすればするほど劣化が拡大するからです。
例えば、屋根の雨漏り場合、瓦のズレから侵入した雨漏りは二階の天井まで到達します。そして、二階の天井に雨染みを作るだけではなく、屋根の内部構造まで腐食させてしまいます。
また、外壁の劣化が原因の雨漏りの場合、外壁の内部構造を腐食させ、住宅の躯体(くたい)を歪ませてしまうために、住宅としての資産価値を著しく低下させてしまいます。
このように雨漏りの修理を先延ばしにしても何もメリットはありません。だからこそ、早期発見・早期解決が基本であり、早急に修理する必要があるのです。
4-2.施工箇所に応じた専門業者に工事を依頼する
雨漏りを修理する際は、施工箇所に応じた専門業者に工事を依頼しましょう。なぜなら、リフォーム業者の中でも得意なジャンルが違うからです。
例えば、病院も内科や外科などで専門性が違いますよね。雨漏り修理も同じように施工箇所に応じた専門業者に工事を依頼することが重要です。
特に、雨漏り修理は原因の特定が最重要項目なので、専門業者の中でも建築士事務所などの住宅の構造まで精通した業者に工事を依頼することが重要です。
4-3.複数の業者に現地調査を依頼する
雨漏り修理を依頼する業者を選ぶ際は必ず複数の業者に現地調査を依頼することが重要です。なぜなら、雨漏り修理は原因の特定が難しいからです。
例えば、突然めまいがして、かかりつけの医師に相談したが異常が見つからなかった。しかし、後から大きな病気に発展した・・」という医療系のテレビ番組をよく見かけます。このケースの場合、初期診療の際に、医師が病気の種を見過ごしてしまうことが原因ですが、雨漏り修理もこのケースと同じです。
かかりつけの病院では異常は無かったが、総合病院で精密検査をしたら異常が見つかるというのは良き聞く話です。
このように雨漏り修理も原因を特定するのが難しいことから、複数の業者に現地調査をしてもらうことが重要です。
その際は、目視や散水検査といったアナログな検査方法だけではなく、サーモグラフィー検査なども含めて多角的に雨漏りの原因を追求することが重要です。
だからこそ、雨漏り修理の際は、複数の業者に現地調査を依頼することが、業者選びの失敗を回避する最も有効な方法です。
まとめ
いかがでしたか?雨漏り修理についてご理解いただけたかと思います。
本文中でもお伝えしましたが、雨漏りはの修理は「早期発見」、「早期解決」が最重要です。なぜなら、放置をすればするほど、損害が拡大するからです。
例えば、最初はサッシ廻りから雨水が吹き込む程度の雨漏りだったとしても、そのまま放置をしてしまうと、外壁の内部構造を腐食させてしまい、外壁の張り替えなどの大工事に発展してしまうことがあります。
実際に、イーヤネットにご相談頂いたお客様も屋根の雨漏りを放置してしまい、屋根を葺き替えるしか選択肢がなくなってしまった方もいらっしゃいます。
だからこそ、雨漏りの修理は早期発見、早期解決が基本です。雨漏りを放置をしても何も良いことはないので、早急に専門業者に点検をしてもらうようにしましょう。
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