私たちの生活の中で、電波環境と言うものがなくてはならないものとなってきました。
ニュースを見るとき、友人や家族との連絡を取り合うとき、仕事に励むときなど、「電波がなければ何もできない」というのも、大げさではなくなってきたと思います。
その生活の利便性を図るために必要不可欠なアンテナ。
最近では、「アンテナ設置ぐらい」と自分で行う方も多くいらっしゃいます。
この記事では、自分で取り付けた場合のメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
目次
1.アンテナ設置箇所
アンテナの設置可能箇所は、屋根の上と外壁の壁面になります。
どちらの設置箇所でも、メリット・デメリットが存在しますが、最近の戸建住宅は密集して建てるのが特徴で、壁面に取り付けるアンテナですと、隣家の影響で電波状況が弱まってしまうことがあります。ですので、屋根にアンテナを設置することが主流となっています。
1-1.DIYでアンテナを設置するメリット
- 費用を抑えることが出来る
- 自分のペースで取り掛かれる
1-2.DIYでアンテナを設置するデメリット
- 取り付け方法によっては、電波不備に陥る
- 危険を伴う
- 素人の場合、工事時間が大幅にかかる
一番のメリットはやはり費用に関することでしょう。通常、アンテナを設置する時にかかる費用相場は、高くて4.5万円と言われています。
これをご自分で取り付けるとなると、器具の費用しか掛からないので、大幅な節約になるのは間違いありません。
しかし、それと同時にデメリットも大きく影響してきます。
アンテナを設置するだけだと簡単に思われがちですが、意外にもきちんとした工法で作業しなければ、結果無駄足になることもあります。
時間をかけて設置したつもりでも、TVを付けてみたら映らないなどの障害も考えられます。
また、地域自体が電波環境に弱かったりしますと、別途でブースター工事という事も行わなければなりません。ですから、当然設置前に、ご自宅の周辺電波環境の強度も調査しておかなければならないのです。
2.アンテナの設置をDIYで行う注意点
冒頭でもご説明したように、通常は屋根に取り付けるのが主流となっています。
プロの業者でも屋根の上での作業には危険を伴う事です。それを、素人が、ましてや両手を作業に集中させなければいけませんので、アンテナを設置するという事がどれほど危険なのかが簡単に想像できると思います。
また、アンテナを設置する場合は、屋根でも壁面でも穴を開けて設置するのが主流です。
この穴を開ける作業、一歩間違えてしまうと、その穴から雨水の侵入を許すことになり、後の大惨事へと繋がってしまう可能性もあります。
3.アンテナの設置をDIYで行う作業時間
アンテナ設置工事をする場合、屋根や側面など高所での作業が不可欠となります。足場を組む必要はありませんが、ハシゴを使用して上がらなければなりません。
プロの作業員が、主に1人で行った場合でも、作業時間は3時間かかると言われていますので、素人の方がやるとなったら、倍以上の時間がかかることを予測しておいてください。
まとめ
DIYでアンテナを取り付けるということは、決してやってはいけないという事はないのですが、大切な住宅に穴を開ける以上、プロの方に依頼して設置してもらうことをお勧めします。
設置方法も設置する際に使用する器具も、住宅の電波状況によって異なるように、思いのほか難しいのがアンテナ設置工事となります。
どうしてもご自分でやりたいという方は、事前に工事知識を身に着け、適切な工法で作業しましょう。
また、屋根の上に登る際はくれぐれも注意して行ってください。
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