突然ですが、露天風呂はお好きですか?
春夏秋冬、いつでも四季折々の景色を楽しめるのが日本の露天風呂の良さですよね。
最近では、自宅でも、窓を大きく取り露天風呂風にデザインされたお風呂をつける方も多くなってきました。
別荘などでは、実際に外にお風呂をつけられている方もいるのではないでしょうか。
日本人なら憧れてしまう露天風呂。休日のリラックスに露天風呂のある温泉旅行に出かける方も多いかと思います。
その露天風呂、屋根は付いていますか?編み笠を被って入るのも通ですが、じつは露天風呂の屋根には重要な役割があるのです。
今回はそんな露天風呂の屋根について、まとめてみました。
目次
1.露天風呂に屋根をつける理由
本来、露天風呂というのは屋根をつけないものですが、天候を気にせず入るには、やはり屋根があるのとないのとでは大違い。
編み笠が用意されている露天風呂もありますが、雨の日の露天風呂はちょっとためらってしまうのものです。
そのため、旅館などでは屋根がついている露天風呂も多いですよね。実際に利用される方も、屋根が付いていれば、雨の日や雪の日でも、気にせず景色を楽しむことができます。
露天風呂の真上や、一部の設置であれば、屋根があっても景色の妨げにはならないので、露天風呂に屋根を付けるメリットは十分ありますよね。
また、旅館などで露天風呂の設置階よりも上層に客室が設けてある場合、屋根があることで目隠しとなり、プライバシー保護の役割を果たしている場合もあります。
2.露天風呂の屋根の役割
さらに、天候や目隠しの理由だけでなく、露天風呂の屋根には重要な役割があることをご存知でしょうか。
じつは、露天風呂の屋根にはいくつか重要な役割があるのです。
役割その1:藻の繁殖を防ぐ
藻は温水が溜まる浴槽などに生存する植物で、特に「温泉藻」という種類だと50度〜80度の高温でも生きられます。
藻は、温泉のミネラルと二酸化炭素、そして日当たりの良い場所で光合成することによって繁殖します。藻が増えてしまうと、足を滑らせてしまうのでとても危険ですよね。
そのため、旅館や入浴施設などでは、人が通る道や、露天風呂の一部など、藻を増やさないために日除けとして設置している屋根も多くあるのです。
役割その2:湯船を温度を保つ
雨や雪が湯船に直接入ってしまうと、どうしてもお湯の温度が下がってしまいます。
温度管理されている露天風呂であれば問題ありませんが、天然の露天風呂などの場合、寒くて入れないなどの問題が出てしまうので、湯船の温度を一定に保つために屋根が設置されている露天風呂もあります。
3.露天風呂の屋根の素材
露天風呂の屋根には様々な素材が使われます。神社にも使われる銅板や、瓦、ステンレス、トタンなど、用途や露天風呂の雰囲気に合わせて形デザインなどもとても工夫がみられます。
ここでは、素敵な屋根がある露天風呂をいくつかご紹介致します。
3-1.茅葺き屋根の露天風呂
珍しい茅葺き屋根を持つ、由布院の代表的な宿、山のホテル夢想園の露天風呂。
夢想園の湯は、昔、難病に侵された一人の僧が、夢枕に立った弘法大師のお告げで入浴し病全快したという由来を持ち「御夢想温泉」とも名付けられています。
由布岳を眺めながら大自然に囲まれた素晴らしい眺望の露天風呂です。
出典:http://www.musouen.co.jp/furo/
出典:http://yanagy.jp/onsen/ohita/o_yufuin_musoen.html
3-2.六角屋根の露天風呂
六角屋根が特徴の露天風呂。
人気の草津温泉で、贅沢な源泉かけ流しの贅沢な露天風呂です。まるで時代劇に出てきそうな東屋風の六角屋根の下で露天風呂なんて素敵ですね。
出典:http://www.hotel-ichii.co.jp/spa/
3-3.古代ローマ風の露天風呂
まるでテルマエ・ロマエの世界そのもの!豪華な縞メノウ石をふんだんに使った古代ローマ風の露天風呂です。
各所に大理石の彫像が配されている豪華な造りの露天風呂。異国情緒あふれる珍しい露天風呂で、海外旅行気分を味わうのもいいですね。
出典:http://www.hanatateyama.jp/net/modules/main01/index.php?content_id=1
3-4.変わり種:帆船の露天風呂
なんと帆船の露天風呂。
水着着用で家族みんなで入れる楽しい露天風呂ですね。ちゃんと帆もついていて、屋根とは呼び難いですが、かなり珍しい形の露天風呂です。家族との思い出造りにいかがでしょうか。
出典:http://www.hotel-ichii.co.jp/spa/
4.露天風呂と野天風呂の違い
旅館のお風呂の説明などで、「露天風呂」と「野天風呂」という区別をみかけたことはありませんか?
- 露天風呂(ろてんぶろ)…屋根が湯船の半分以下で、三方が解放されているお風呂
- 野天風呂(のてんぶろ)…屋根なし、四方壁なしのお風呂
のことを指します。本来の露天風呂とは屋根なし、囲いなしのものでしたが、天然の大自然の中の温泉と、旅館に設置する露天風呂など、温泉の需要により様々な形態が乱立してきたので、区別のためにこのような呼び方をしている説明書きなども増えてきました。
ちなみに、自然の中に噴出した温泉で、かつその源泉を利用した商業施設の存在しない温泉のことを「野湯(のゆ)」と呼びます。
中岳温泉や上湯温泉、地鉈温泉など、日本国内にも数多くの野湯が存在します。大自然を感じたい時は、思いきってそんな野湯に出かけてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
ふだん気に留めない露天風呂の屋根ですが、意外と知られれていなかったその役割や、形など、気にして見てみると面白いですよ!
次に露天風呂を訪れる際には、ぜひ露天風呂の屋根にも注目して露天風呂を楽しんでみてくださいね。
その素材や形、屋根がつけられている場所など、意外な発見があるかもしれません。
また、露天風呂に屋根をつけた方がよい理由もあることがわかっていただけたかと思います。
これから露天風呂つくることをお考えの方や、すでにある露天風呂の藻に悩んでいる方も、
屋根の設置を検討されてみると良いと思います。
藻で滑ってしまう危険面も改善され、腐食を防ぎ、露天風呂の寿命も長くすることができるでしょう。
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