鼻隠しとは?4つの役割と種類を理解して適切にメンテナンスする方法

鼻隠し

「鼻隠し」ってご存知ですか?

鼻隠しとは、屋根のある部材のこと。「屋根の鼻って??」となったあなたにも、わかりやすく鼻隠しについて解説してみます。

純和風建築にお住まいの方は、今後お家のメンテナンスで関わってくることもありますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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1.鼻隠しとは

鼻隠し(はなかくし)とは、軒先に取り付けられる横板です。垂木と呼ばれる屋根の枠組みの縦軸先端部分の切り口を隠すために、取り付けられた部材。そして、この垂木の先端を建築用語で「鼻」と呼ぶため、この部材は「鼻隠し」と呼ばれています。

鼻隠しは、別名「鼻隠板」「鼻搦め」「風返し」などとも呼ばれていますが、「鼻隠し」が最もポピュラーな呼ばれ方です。

雨どいのついていないケラバ側の先端ににつけられる場合は、「破風板(はふいた)」と呼ばれます。

鼻隠しと破風板

出典:http://www.arigatounoie.com/wp-content/uploads/2012/11/1109.jpg

2.鼻隠しの役割

【役割1】屋根の強度を上げる

垂木同士をつなぐ役割をしているので、屋根の強度が上がる効果があります。

【役割2】見栄えを良くする

一番の目的は屋根の垂木の切り口を隠し、見栄えを良くすることです。

垂木を隠す鼻隠し

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/shintaro_201998/16046910.html

【役割3】垂木の腐食を防止

垂木の鼻といわれる切り口がは、水分を吸収しやすいので、その小口を鼻隠しで覆うことで、垂木の腐食を防止します。

【役割4】雨どいのとりつけのため

鼻隠しは見栄えだけでなく、雨水処理に不可欠な雨どいを取り付ける重要な部位でもあります。

鼻隠しに雨どいを取り付ける

出典:http://syakunaga.jp/wp/images/DSCN2533.jpg

3.鼻隠しの素材

3-1.木製

安価ですが、紫外線の影響をうけやすく、劣化が早いです。以前は木製が主流でしたが、今は鋼板や窯業系の素材を使って作られているものが好まれています。

3-2.モルタル系

木下地の上に、モルタル塗装で仕上げをしたもの。モルタルの外壁が流行していた頃の鼻隠しは、同じくモルタルで塗られている鼻隠しが多くみられました。

3-3.ガルバリウム鋼板

木下地の上に、ガルバリウム鋼板をかぶせて補強したもの。耐用年数は30年以上と言われていて、メンテナンスフリーなのが
特徴です。

3-4.トタン巻き

木下地の上にトタンを巻いて補強したもの。ガルバリウム鋼板にくらべてサビに弱い。耐用年数は15年前後。

3-5.窯業系サイディング

セラミックスやセメントなどの複合材でつくられた板材。特に耐火性、耐久性に優れ、見栄えもいいので人気です。

3-6.塩化ビニール系

軽く、メンテナンスフリーで無塗装でも耐用年数が長いのが特徴。

3-7.その他

洋風の建物は、硬質セメント系の鼻隠しが仕様されていることも多いです。

4.鼻隠しの劣化症状

鼻隠には雨樋が取り付けてあるので、屋根から落ちてくる雨水が雨樋に入る際に飛び散るので、屋根の中でも劣化しやすい部位です。防腐剤や塗装をしたり板金材を貼ったりして劣化を防ぎます。

とくに木製の鼻隠しは、収縮や膨張を繰り返すために塗料が剥げやすく、屋根よりも早く塗装が劣化してしまう場合があります。塗料が剥げ落ち、下地にまで影響がでてしまうと、垂木の腐食にもつながりますし、修理には返って補修費がかかってしまうので要注意です。

5.鼻隠しのメンテナンス方法

鼻隠しの塗料の劣化が気になったら、放置せずにはやめに塗り替えしましょう。放っておくと屋根の構造まで被害が及んでしまいます。屋根や外壁塗装と同時に鼻隠しの塗装も合わせて行うと良いでしょう。

鼻隠しについている雨どいは、外さず塗るときもありますが、そのまま同じ塗料で雨どいと鼻隠しを塗ってしまう場合もあります。同一塗料で塗ると、一体感があり、見栄え的にもメリットがあります。

雨どいを鼻隠しと同一塗料で塗る

出典:http://www.kawabatakawara.com/img/10490-013.jpg

6.鼻隠しの塗装工程

【工程1】電気サンダーで古い塗膜をケレン

ケレン作業の手間を惜しむと、すぐに塗膜が剥がれやすくなる恐れがあります。ツルツルした表面の場合には、塗料を密着させるための「目荒し」(足付け)と呼ばれる作業をします。

【工程2】サビを防ぐ

サビ易い鉄製の鼻隠しの場合は、サビ落とし→脱脂→サビ止め材を塗布します。

【工程3】雨水の侵入を防ぐ

必要箇所にはコーキング材てしっかりと雨水の侵入防止処理をしましょう。

【工程4】下塗り材を塗る

塗り塗料をしっかりと密着させるために、シーラーと呼ばれる下地材を塗布

【工程5】上塗り

シーラーが乾いたら、上塗りを2回行って完了です。

まとめ

いかがでしたか?いつも目には入っていたあの場所が「鼻隠し」なんだと新発見していただけたかと思います。
ぜひ街中で日本家屋を見つけたら、鼻隠しを探してみてくださいね。

鼻隠しは屋根の塗装よりも劣化が早い場合が多いです。日常生活で屋根の劣化具合を確かめる機会はなかなかありませんが、鼻隠しであればベランダなどからすぐに目視できるので、定期的にチェックしてみてくださいね。

鼻隠しの塗装などに劣化が見られる場合、屋根もそろそろ塗り替えという時期です。もし「塗り替えが必要だな」と感じたら、ぜひ屋根塗装も同時に行うことをお勧めいたします。足場を組むのが1回で済むので、メンテナンス代も節約できますよ。

最近は、外からでも見える鼻隠しや破風板の様子を見て、塗り替えを勧めてくる訪問販売業者も多く居ます。家の状態を教えてくれるのは助かりますが、中には今すぐ修理が必要だと焦らせて契約し、不当な金額に気づかず泣き寝入りしてしまうケースも報告されていますので、十分気をつけてくださいね。

 

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