外壁や屋根の塗装工事には必ず高圧洗浄で、屋根や外壁にこびりついた苔やカビを綺麗に洗い流し、お家全体をキレイにします。
この高圧洗浄は通常は水道水を使用するのが一般的でした。
しかし、ここ最近水道水による高圧洗浄の代わりに、バイオ洗浄という洗浄方法が普及するようになりました。
そこで、この記事ではこれから屋根塗装や外壁塗装を検討されていらっしゃる方を対象に高圧バイオ洗浄について詳しくお伝えいたします。
もしあなたが、バイオ洗浄のによる高圧洗浄を検討されていらっしゃるのであれば、とても役に立つ内容だと思いますので参考にしてくださいね。
1.高圧洗浄(バイオ洗浄)の必要性
まず高圧洗浄は外壁や屋根に付着したカビやコケを洗い流すことを目的として行わる塗装工事における重要な下地処理の一つです。
実際の高圧洗浄の様子を見て頂ければ分りやすいのですが、汚れを洗い流すというよりも、汚れを吹き飛ばすという表現に近いです。
カビやコケの上にいくら塗料を塗っても塗膜が定着しない為に、この高圧洗浄の工程をどれだけ丁寧に行えるかが、施工の品質を左右する為に高圧洗浄は重要な工程なのです。
2.バイオ洗浄とは
バイオ洗浄とは初めにバイオ洗浄液を散布して、カビやコケ、藻などを浮き上がらせた後に水の高圧洗浄でしっかり洗い流します。
コップや茶碗を漂白剤につけて、汚れを浮かすのをイメージしてもらえると分りやすいと思います。
バイオ洗浄も同じようにバイオ洗浄液が漂白剤のような働きをして、汚れを浮かす役割を果たします。
ただし、使用には注意が必要で、植木などがある場合はしっかりと養生をしないと、枯らしてしまう原因になるので使用には注意が必要です。
カビやコケなどに抜群の威力を発揮する為に、屋根の高圧洗浄に最適です。
バイオ洗浄+高圧洗浄 | 高圧洗浄のみ | |
洗浄方法 | オリバークリーナー | 水道水 |
汚れの落ち | ◎ | △ |
耐用年数 | ◎ | △ |
3.バイオ洗浄の施工方法
まずは、下記の動画をお読みください。
バイオ洗浄の施工方法はまず、水で薄めたバイオ洗浄を、ローラーなどを使用して壁に塗布します。そして、30分ほどでバイオ洗浄の洗剤が壁に浸透していきます。
この際に、緑色だったコケが、黒く変色しますが、このコケの変色はバイオ洗浄が屋根や外壁に浸透したサインになります。
そして、カビやコケが十分浮き上がってきたところで、高圧洗浄で外壁・屋根全体を洗い流します。
つまり、従来の高圧洗浄は、カビやコケを水圧で吹き飛ばす洗浄方法に対して、バイオ洗浄は洗剤で汚れを浮かした上で、高圧洗浄を行うので、特にカビやコケが繁殖している屋根塗装の下地処理においては効果を発揮します。
4.バイオ洗浄の費用
バイオ洗浄の施工費用ですが、従来の高圧洗浄と比較をすると専用の洗剤を使用する分、割高になります。
水道水による高圧洗浄の相場が200円~250円/㎡なのに対して、バイオ洗浄の高圧洗浄の費用は250円~300円が相場となります。
特に屋根の場合は高圧洗浄だけでは、カビやコケは完全に取りきれない為に、バイオ洗浄がおススメできます。
高圧洗浄の種類 | 施工単価 |
---|---|
高圧洗浄 | 200円~250円 |
バイオ洗浄 | 250円~300円 |
5.バイオ洗浄の商品の種類
バイオ洗浄で使用される洗剤には様々なものがありますが、ここではその中でも特に人気のある、4種類のバイオ洗浄液をご紹介します。
- オリバークリーナー(株式会社オリバー)
- ケミクリーン(株式会社バイオメンテック)
- タイル用ケミクリーン(株式会社バイオメンテック)※磁器タイルなどに使用
- バイオクリーナー(株式会社エムアイオージャパン)
上記4種類が外壁・屋根塗装で使用されるバイオ洗浄液として人気です。
しかし、リフォーム業者の中には、石油化学系洗剤をバイオ洗浄と偽り施工する悪徳な業者も存在しますので注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?屋根塗装の高圧洗浄に最適なバイオ洗浄についてご理解いただけたでしょうか?
バイオ洗浄は強力な洗浄力を発揮する一方で、しっかりと養生をすることが重要です。
その為にも、養生にも手を抜かない、優良業者に工事を依頼されることをおススメします。
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