鬼瓦とは?設置箇所と修理が必要な劣化症状を画像で分かりやすく解説

鬼瓦

1.鬼瓦とは?

鬼瓦の場所 鬼瓦の場所

鬼瓦は和式建物の棟(大棟、隅棟、降り棟など)の端などに設置される役瓦のことをいいます。

日本では古くから屋根の棟端は家内安全・無病息災・災害回避などを祈る神聖な場所としてあがめられてきました。

その厄払いに託したというシンボルが鬼瓦なのです。

実は、鬼面 だけでなく、鯱、雲や植物を具象化したものなど、様々な装飾瓦が作られていますが、平安時代から江戸時代まで鬼面が多かったことから、現在では鬼面の有無にかかわらず屋根の棟端を飾る瓦を総称して鬼瓦と呼びます。

1-1.鬼瓦の役割

瓦屋根の構造
出典:シーゼンハウス

1-1-1.雨仕舞いの役割

鬼瓦は雨仕舞いの役割があります。「雨仕舞い」とは屋根の中に雨が侵入しない構造を意味しますが、棟の中には土が入っており、鬼瓦で蓋がされています。そのために、鬼瓦は棟の雨仕舞いとしての役割があります。

1-1-2.魔除けの役割

鬼瓦は厄除け、魔除けの役割があります。鬼瓦という名前からわかる通り、鬼が彫られている理由は、「鬼を味方につける」「鬼が厄を払う」と信じれられていたためです。

現在では瓦屋根の構造として設置されているものですが、鬼瓦は「魔除け」「厄払い」の意味を込めて設置されていました。

1-2.鬼瓦の種類

鬼瓦には家紋のように住宅によって様々な種類があります。

鬼瓦の種類

出典:瓦の図鑑

2.鬼瓦の劣化症状と修理方法

鬼瓦の劣化症状 鬼瓦の劣化症状

鬼瓦は漆喰で固定されています。漆喰が劣化をして剥がれてしまうと鬼瓦が浮いたり、欠落することがあります。その際は、漆喰補修工事で鬼瓦を固定します。

鬼瓦の部分補修であれば、数千円〜3万円。棟全体の漆喰補修の場合は15万円〜25万円が中心価格帯になります。

3.鬼瓦を修理する際の注意点

3-1.劣化を訪放置しない

鬼瓦の浮きや欠落を放置すると、棟の内部に雨水が侵入して漆喰が崩れてしまいます。雨漏りの原因となってり、棟の積み替え工事などの大規模な修理が必要になる可能性があります。

そうすると、高額な修理費用が必要になるために、劣化を放置せずに早期解決をすることが重要です。

3-2.DIYで修理はしない

鬼瓦の部分補修はDIYでも行うことが可能ですが、転落する危険があるためにDIYによる修理はオススメできません。鬼瓦の浮きの補修などの部分補修であっても専門の瓦業者に修理を依頼するようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたか?鬼瓦についてご理解いただけたかと思います。

鬼瓦の劣化は訪問販売業者に指摘されやすいポイントなので、しっかりと劣化症状と修理方法を理解して専門業者に修理を依頼することが重要です。

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