窓サッシの雨漏りの6つの原因と確実な修理を実現するための対処方法

窓サッシ

あなたは台風の様に雨風の酷い時に、窓のサッシ部分から雨漏りが発生していて、慌てた経験はありませんか?

雨が降る度に、窓のサッシ部分から雨漏りがしてくるので非常に困ると思います。

窓は普段から外との接点が多い場所なので、雨漏りがしやすいと聞いても不思議に思う方はなかなかいないかも知れません。開け閉めの多い場所なだけに、その雨漏りにもすぐに気付く事が出来ないかも知れません。

しかし、その影響範囲はとても広く、そのまま放置していると、2階の窓から1階の天井や窓にまで影響が出てくる場合もあるのです。

雨漏りの中でも、非常に危険な雨漏りなのです。

それでは一体何が原因で、窓のサッシ部分から雨漏りが発生するのか、窓のサッシ部分からの雨漏りの原因や対策についてお伝えします。

1.窓のサッシ部分から雨漏りが発生する主な原因

 【原因1】窓枠のコーキング部分

コーキング剤(シーリング)とは、窓枠と外壁の間の穴埋めに使われる物です。

コーキング剤は消耗品である為、一度のコーキング剤で長期間、雨漏りを防いでくれる訳ではありません。

寿命があり、環境にもよりますが、紫外線などによる事が原因で10年程経つと劣化し、ヒビ割れたり、剥がれたりしてきます。

そこに出来た隙間から雨水が侵入し、雨漏りへと繋がってしまいます。

外壁塗装工事などのメンテナンスを行わずに数年経っているという場合は、この事が原因かも知れません。

基本的にはコーキング剤をやり直せば雨漏りは止まります。

又、サッシ同士の繋ぎ目部分も同じ様な現象が起きる為、注意が必要です。

【原因2】外壁のヒビ割れ

窓枠周辺の外壁にヒビが入っていると、その部分からも雨水が侵入して、雨漏りの原因となります。

たった1㎝程度のヒビや数mmの穴でも時間の経過と共に雨漏りの原因となってしまいます。

又、窓サッシ部分の近くだけに限らず、もっと上部の壁のヒビ割れからも雨水が入り込み、窓サッシ部分の所で雨漏りが発生するという場合もあります。

【原因3】窓の近くの屋根

雨漏りが発生している窓のサッシ部分の近くに、壁に付いている屋根はないでしょうか?

その境界部分にヒビ割れや穴が開いていると、そこから壁の中を雨水が伝っていき、窓のサッシ部分の近くのヒビ割れから雨漏りが発生してしまう場合もあるのです。

【原因4】窓の上部にある換気扇や配管等、外部に繋がっている部分

特にこの部分は雨水が入り込まない様に、ある程度の対策はされていますが、台風や豪雨など四方八方から雨水が入ってくる事への対策は十分に取られていません。

その為、その部分のコーキング剤が劣化してしまうと、雨水が侵入してくる事が考えられます。

例え雨水が配管の中に侵入してきたとしても、通常ならば、室内の方が水上となる様に勾配が付けられるのですが、その勾配が不足していたりすると、その事が原因で室内に雨漏りが発生してしまいます。

【原因5】引き違いサッシの境目部分

この箇所からの雨漏りは台風や豪雨などの、雨風が強い時に起こりやすいのですが、後ろと前にサッシがある引き違いサッシは、上部にレールがあり、サッシがはまっています。

その挟んでいる部分に真横から強い雨が吹き込むと、雨水が入ってしまう事があります。

家の中に居ると、一見サッシからポタポタと雨漏りしている様に見えるのですが、実はこれは横から吹き込んでいるだけなのです。

レール部分に水が溜まってしまい、風が吹く度に泡が出て室内に飛び散るという事も起こります。

レールの角の部分には穴が開いているのですが、あなたのお家のこの穴の部分は塞がっていませんか?

塞がっていると水が出ていきませんので塞がない様に注意が必要です。

【原因6】防水処理が施されている部分

元々、防水処理を施さなければならない部分に防水シートが貼られていなかったり、防水シートが貼られていても、工法になんらかの問題があれば、その部分から雨水が侵入して、室内にまで雨水が回ってきてしまいます。

これではせっかくの防水シートも何の意味もありません。

この様な場合は、業者に依頼をして、防水処理をやり直してもらいましょう。

2.窓のサッシの雨漏りの対処方法

あなたのお家で一度でも雨漏りが発生してしまった場合は、一度の雨漏りでも水の通り道は作られている為、早急に修理を行う必要があります。

まだ程度が軽いから修理をする必要は無いと放っておいてしまうと、下地の木材が腐ってしまい、シロアリやカビの発生原因にもなってしまいます。

そうなると、急激に建物の内部にまで腐食が進行し、大きな修繕工事が必要になる可能性も出てくるので、程度に関係無く、雨漏りに気付いた時点で業者に修理の依頼をしてください。

まとめ

窓のサッシ部分からの雨漏りなんて、たいした事は無いからと毎回雑巾を1枚置いて、雨を凌いでいるのではないですか?

今は1枚の雑巾でも十分凌げる雨漏りなのかも知れませんが近いうちに必ず、そんな事では凌げない程、深刻な状態になってしまうと言い切れます。

雨漏りは自然には直りません。

きちんと原因を突き止めて、正確な修理を行わなければ、何度でも再発してしまうのです。

雨漏りが小さいうちに発見出来たあなたはラッキーです。

今ならまだ、修理規模も小さく済むでしょうし、修理費用も少額で済むでしょう。

しかし、ここで放っておいて、雨漏りが大きくなってしまうと、そういう訳にもいきません。

雨漏りが小さい今のうちに、早めに修理をして欲しいのです。

ここであなたにお伝えしたい大切な事が2点あります。

  • この小さな雨漏りは深刻な状態になる前のサインなのだと、きちんと受け取ってください。
  • 雨漏りの原因を突き止めて、正確な修理を行ってくれる業者に依頼をしてください。

この2点を守って頂き一刻も早く雨漏りに悩む日々から脱出してくださいね。

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