雨漏りの応急処置で被害を拡大させない2つの方法と避けるべき対処法

雨漏り応急処置

雨漏りはあなたの家でも十分に発生する可能性があります。

しかし、いつ、どの箇所で発生するかは分からない為、いざ雨漏りが発生すると一体どうしたら良いのかと慌ててしまうかと思います。

勿論、放っておくと室内が濡れてしまうので、事態を悪化させない為にも応急処置を取る必要があります。

ところが雨漏りの応急処置の中にも適切なものと適切では無い危険なものがあります。

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今回はもしもあなたの家で雨漏りが発生した時に、どの様な対処を取るべきなのか、その応急処置の方法をお伝えしていきます。

「ウチはまだ雨漏りしていないから大丈夫」と思わないでください。

万が一の時の為に雨漏りの応急処置の方法を覚えておいてくださいね。

1.有効な応急処置の方法

まずは有効な応急処置の方法からお伝えします。

雨漏りを止める手段としては効果的なのですが、一人で行うと危険が伴いますので、安全には十分気を付けて行ってください。

1-1屋根にブルーシートを被せる。

最も有効な応急処置は大きなブルーシートを使用する事です。

屋根に上り、雨漏りの原因となっている箇所にブルーシートを被せてしっかりと固定をします。

雨漏りの発生箇所を素人で特定する事は非常に困難です。

何度も屋根に上る事にならない様に出来るだけブルーシートは広範囲に被せる様にしましょう。

その為、ブルーシートは大きいサイズを用意してくださいね。

次に固定方法ですが土嚢を重石として固定するのが一般的なのですが、中身が出てしまうと屋根が汚れてしまうので、土嚢袋の口はシッカリと縛ってください。

又、土嚢袋はそれなりに重い為、運ぶ際にはくれぐれも無理をせず、一つずつ足元に気を付けて運ぶ様にしてください。

一時的な応急処置としては最も効率的なブルーシートなのですが、屋根に上るのは非常に危険な作業なので、天候が悪い日や足場が悪そうな場合は絶対に避けてくださいね。

あまりに風が強い日はブルーシートが風で飛ばされて、近隣住民の方に迷惑を掛けてしまう可能性もありますので、風の強い日にこの方法は避けましょう。

例えブルーシートが飛ばされそうになったとしても、強風の中、屋根に上る事は絶対にしないでください。

自殺行為と言っても良い程、危険な行為です。

又、室内の雨漏りの状態が酷い場合には、室内にブルーシートを広げて雨水を溜める応急処置も有効的です。

雨漏り自体を止める事にはなりませんが、床や家具、家電が濡れるのを防ぐ事が出来ます。

1-2雨漏り箇所に防水テープを貼る。

雨水で漏れている箇所が確認出来るのであれば、防水テープを貼り応急処置を行うのも良いでしょう。

しかし、この方法は屋根が陸屋根やスレート屋根(カラーベスト又はコロニアル)である場合のみに有効な方法です。

雑巾で屋根の汚れをキレイに拭き取り、隙間が無い様にピッタリと貼ります。

防水テープはホームセンターなどで売っています。

応急処置としてはとても簡単で、目立った跡も残らないので、とても優れた方法です。

防水テープを貼る際には、ペタペタと広範囲に貼るのではなく、必要最低限の箇所のみに貼りましょう。

どこから水が漏れているのかを確認出来ない様な場合には、広範囲を覆えるブルーシートでの応急処置を行った方が良いかも知れません。

2.危険な応急処置の方法

雨漏りというのは複雑なもので、手を加えるとより一層、症状が悪化してしまう可能性もあります。

次は行ってはいけない危険な応急処置の方法をお伝えします。

2-1.コーキング剤(シーリング)を使用する。

コーキング剤とは、防水性や気密性の為に建物の隙間を専用の充填材で塞ぐ事を言います。

近年では誰でも気軽に行えるとDIYが流行しています。

その為、一般の方でもホームセンターや通販などで簡単にコーキング剤を購入する事が可能です。

しかし、コーキング剤は適切でない箇所に施すと尚更、雨漏りの原因になる恐れがある為、お勧めは出来ません。

適当に雨漏り箇所と疑われる箇所を塞いだだけでは、雨の通り道が変わるだけで、別の箇所から雨漏りが始まるのです。

この場合、防水テープであればすぐに剥がす事が出来るのですが、コーキング剤となると、そう簡単に除去する事は出来ません。

ほぼ失敗せずに一発勝負で行わなければならない為、非常に難しい作業です。

素人がコーキング剤を使用すると、屋根がコーキング剤だらけになってしまい、かなり汚くなってしまう恐れもあります。

屋根が汚くなってしまうと、外観にも影響を及ぼす為、コーキング剤を使用した応急処置は避けた方が無難だと言えます。

2-2板金に釘を打ち直す。

雨漏りの原因の一つに「板金を固定していた釘が1つ抜けてしまっていた」という事がありますが、この様な場合でも、決して自分で釘を打ち直さない様にしてください。

釘打ちは力加減を誤ると屋根に穴が開いてしまい、その穴から雨水が漏れて更に雨漏りの原因を増やしてしまう結果となります。

まとめ

いくつかの応急処置の方法をお伝えしましたが、有効な応急処置以外は建物に手を加える事は避けた方が良いと思います。

下手に触ってしまうと雨漏りの応急処置どころか、雨漏りを悪化させてしまったり、雨漏りを増加させてしまう可能性もあります。

そうなってしまうと、修理費用も余計にかかってしまいます。

又、屋根に登る様な応急処置は出来る限り避けてください。

屋根という不安定な足場で、慣れない作業をするのは大変危険です。

雨漏りで屋根が劣化している事もありますし、何より落下の危険性があります。

更には瓦を割ってしまったり、新しい雨漏りが発生してしまう事も考えられます。

そしてこれらの作業は、あくまでも応急処置に過ぎません。

これで雨漏りが直った訳ではありません。

応急処置を行った後は、必ず業者に雨漏り修理を依頼してくださいね。

そして今後、雨漏りに悩まない為にも定期的に、屋根の点検を行う事をお勧めします。

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