雨樋から起こる雨漏りの原因と対策を知ろう

毎年、梅雨など雨の多い時期や台風の時期になると、雨樋から雨漏りが発生するケースが非常に多くなってきます。

雨樋とは雨が降った際に、屋根から落ちる雨水を軒先で受けて、地上に流す樋の事なのですが、その雨樋が原因で、家が雨漏りになってしまうという事を、あなたはご存知でしょうか？

雨漏りは日々少しずつと言うよりは、急に発生する事が多い為、その様な場面に遭遇すると、誰もが「何故こんな事になったのだろう。この雨漏りをすぐに止めて欲しい。」

「大きい工事になってしまうのだろうか。どの位の規模の工事になるのだろうか」

「出来ればあまりお金は掛けたくない。一体どの位の金額になるのだろうか。」

様々な心配があると思います。

しかし、油断をして雨漏りを放っておくと、後から大きな修理に繋がる可能性もあるので、被害が少ないうちに、修理をしておく事が大切なのです。

今回はその雨樋が原因の雨漏りについてお伝えしていきますね。

1.なぜ雨樋から雨漏りが起きてしまうのか？

 原因

横樋に枯葉やゴミや泥などが樋の集水桝などに溜まってしまったり、詰まってしまったりして、その後、最終的には四隅の集水桝にもゴミが詰まってしまい、水を流す事が出来なくなります。

その結果、水が地上に流れずに様々な場所に流れ落ちてしまうのです。

この様な状態の時に、台風や豪雨などの災害が発生してしまうと、オーバーフローの原因にもなってしまいます。

特に家の近くに大きな木や、神社、公園、小さな林などがある場合は、葉やゴミなどが多い為、雨樋が頻繁に詰まってしまう可能性があります。

小さな葉や花びらが溜まって、詰まるだけではなく、雨樋に植物が生えてしまったという場合もあります。

そうした詰まりを放っておいてしまうと、雨が降る度に、バシャバシャという騒音や、壁の汚れが発生するだけでは収まらなくなってしまいます。

屋根の形状によっては詰まった水が逆流してしまい、家の継ぎ目から雨水が侵入してくる事もあるのです。

その他の雨樋の詰まりの原因として挙げられるのは、屋根材の下地で使用される砂や土が詰まってしまう事などです。

土埃が多い地域であれば、それが詰まりの原因になる事もありますが、瓦屋根の下地に土を使っている場合は、その土が流れて詰まりが発生します。

土葺きの屋根で雨樋に土が溜まっている場合には、瓦を支える為の土も少なくなっているという事が考えられます。

そうなってしまうと、屋根自体の耐久性もかなり弱まっている可能性もあるので、すぐに屋根の修理やリフォームが必要になります。

この様な場合は緊急な対応が求められる可能性があるので、なるべく早めに業者に依頼する様にしてください。

解決策

問題箇所を綺麗に清掃して、詰まっている原因物を除去すれば雨漏りは止まります。

縦樋など目に見えない箇所に詰まっている場合では、詰まりの原因が特定出来ないので厄介です。

この様に雨樋の詰まりを事前に防ぐ方法として、ゴミや落ち葉などから雨樋を守る「雨樋カバー」や「落ち葉防止ネット」などがホームセンターで販売しているので、外壁塗装工事などのメンテナンスを行う際には、ついでに業者にお願いをして取り付けてもらうと良いかも知れません。

特に家屋より高い木や森林などのある立地条件の場合には、落ち葉やゴミが雨樋に溜まりやすくなりますで、「雨樋カバー」や「落ち葉防止ネット」などの対策を行う事によって絶大なる効果を発揮します。

この様な作業はくれぐれも、ご自身で行わないでください。

いずれも梯子を必要とする高所作業になります。

プロの業者の方ですら、梯子からの落下など、事故が多発しています。

私達素人が事故を起こさずに作業出来る可能性は限りなく低いのです。あなたが危険を伴ってまで行う作業ではありません。ぜひ業者の方に依頼してくださいね。

まとめ

雨漏りは急に、予想外の場所から発生して、いざ目の当たりにすると慌ててしまいます。

キッチンや電化製品の上や部屋の真ん中から雨漏りが発生してきたケースもあるので、所構わず、どこからでも発生する可能性があります。

何でも良いです、小さい異変でも見つかったのならば、すぐに業者に現状を確認してもらってください。

深刻な事態にならないうちに、その雨漏りが小さなうちに修理をしておく事が大切です。

今なら補修程度で済む雨漏りも放っておけば、内装工事や屋根全体の工事になってしまう事も考えられます。

その時になって、「あの時、雨漏りが小さいうちに修理をしておけば良かった」と後悔をしても、後の祭りです。

一番良いのは小さい雨漏りさえも事前に防ぐ方法です。

その方法とは、梅雨の時期や台風の時期の前に、業者に屋根の点検をしてもらう事です。

結果的にはこの方法が一番安心で、一番費用のかからない方法だったりします。

これで梅雨の時期でも、台風の時期でもハラハラと心配する必要は無いですね。

梅雨の時期も台風の時期も、安心して迎えてくださいね。