トタン屋根って自分で塗装できるものなのか?

トタン屋根塗装

トタン屋根は金属屋根の一種です。
金属屋根の中でも比較的劣化が早く、こまめにメンテナンスを行わなければならないと言われているのがトタン屋根です。

錆びが出やすく、しかもそのまま放置しておくと、そこからどんどん腐食が広がっていって雨漏りが出てきたなんてことも・・・。

では、劣化して不具合が出てきたときにどう対処していけばよいのでしょうか。
最近ではDIYが流行ってきているし自分で直せるものなのか、どういう処置をすればいいのか、調べてみました。

イーヤネット

1.トタン屋根の特徴

日本で古くから使われている屋根材の一つです。
主に高度成長期に多く採用されたと言われています。

屋根の勾配が緩く、継ぎ目が少ないことが特徴です。
瓦棒、縦葺きが主流となっています。
厚さは0.4mm程です。

1-1.トタン屋根のメリット

  • 施工が楽
  • 継ぎ目が少ないため雨漏りしにくい
  • 薄くて軽量
  • 安価

1-2.トタン屋根のデメリット

  • 錆びやすく、そこから穴があいてしまうことも
  • 遮熱性が低い
  • 防音性が低い
  • 定期的にメンテナンスをしなければならない
  • 古いイメージ

2.メンテナンス時期の目安

トタン屋根の主な劣化症状をあげていきます。

2-1.錆びが発生した

この症状が一番わかりやすく、また、早急に対処しなければいけません。
錆びは腐食を進行させます。そのままにしておくと腐食部分が穴があいてしまう可能性もあります。
また、錆びていないところもどんどん錆びていってしまいます。

2-2.屋根面が粉っぽくなってきた

塗装のツヤが消え、色もあせてきた場合は、塗料が劣化してしまった証拠です。
屋根面を指でなでて、白い粉がついたら注意です。
これはチョーキング現象といって、簡単に言うと、紫外線などによって古くなった塗膜が剥がれてきてチョークの粉の様に現れることです。
チョーキング現象が起き始めると、保護機能の低下のサインです。
防水機能が無くなるなど屋根を十分に保護できなくなります。

2-3.塗料が剥がれてしまっている

まず前提に、トタン屋根は塗膜剥離しやすい屋根材です。
塗膜剥離の原因は様々ですが、例えば暑い時期はトタン屋根が熱膨張し、塗料がはがれやすくなっています。
塗装してもらった業者が下地調整を手抜きしたために起きることも考えられます。
塗料が剥がれた箇所に雨水などが当たると錆びに繋がっていきます。
そうなる前に早急に処置をしましょう。

3.塗り替えメンテナンス

では、実際にどのようにトタン屋根を塗装するのか手順をおって説明していきます。

塗装前に必ず家の周りに飛散防止のネットを張ることをお勧めします。
必ず汚れが出ますし、塗料などがご近所へ飛ばないようにしっかり配慮してください。

3-1.高圧洗浄・下地処理

まず、トタン屋根を高圧洗浄機で洗浄します。
十分に乾燥期間を取った後、ケレンをします。
ケレンとは、劣化した塗膜や、錆び、カビなどの汚れを専用の季語を使って削り落としていく作業です。
この後に塗る塗料との密着性を高めるためにとても重要な工程です。
この処理を手抜きすると、塗料がすぐに剥がれてしまたり、塗料の性能が十分に発揮されなかったりして塗膜の劣化の進行を早めてしまいます。
丁寧に時間をかけてしっかりと処理することが重要です。
また、塗料が付いて欲しくない箇所にはマスキングテープなどを貼って保護しておきましょう。

3-2.修理

トタン屋根は釘打ちで固定されている場合がほどんどだと思います。
釘は浮いてしまったり、外れてしまったりして穴があいてしまっている恐れがあるため、しかっりと確認しましょう。
その場合は、釘を打ち直したり、コーキングで穴埋めをする作業が必要になります。
また、棟の継ぎ目はどうしても隙間ができます。必ずその箇所も埋めてください。

3-3.下塗り

下塗り塗料は錆止め剤になります。
塗装の際に使用する道具は、屋根の広い面はローラーやコテなどを使って塗装します。
細かい箇所は刷毛などを使って塗っていきます。

3-4.中塗り・上塗り

下塗りをあわせて、最低でも3回は塗装しましょう。
また、中塗り、上塗りに使う塗料ですが、必ず屋根専用の塗料を使用して下さい。
外壁塗料などに比べると耐久性が高いものが多いためです。
外壁塗料は、近年水性系への移行が増えてきていますが、屋根塗装に関しては、耐久性の観点からも溶剤系の塗料をお勧めします。

【トタン屋根塗料の種類】

  • シリコン塗料
    耐久性、耐熱性に優れています。塗膜が硬いのが特徴です。
    防水性、防汚性も高いです。
    性能から考えるとコストパフォーマンスが良いため選ばれやすい塗料です。
    耐久年数は15年程度です。
  • フッ素塗料
    全において高い性能をほこりますが、価格が高いです。
    耐久年数は20年程度です。
  • 遮熱塗料
    太陽の光や熱を反射する性能をもち、室内の温度の上昇を抑えます。
    直射日光が当たる屋根にはおすすめの塗料です。
    耐久年数は20年程度
  • 断熱塗料
    断熱の他に遮熱機能もあるので、遮熱塗料の特性も持ち合わせています。
    耐久性が高く、高品質のため高額になります。
    省エネ、節電につながり環境にも優しい塗料です。

【表】トタン屋根塗料

メーカー 用途 塗料
アサヒペン 中塗り・上塗り塗料 油性高耐久アクリルトタン用
カンペハピオ 下塗り塗料 油性シリコン遮熱屋根用専用下塗り剤
カンペハピオ 中塗り・上塗り塗料 ラク雪塗料(滑雪機能付きトタン屋根用塗料
ミラクール 中塗り・上塗り塗料 遮熱塗料ミラクールSWセット
ロックペイント 中塗り・上塗り塗料 ロックトタンペイント(合成樹脂系)
ニッペホームプロダクツ 中塗り・上塗り塗料 水性シリコントタン・ベスト瓦
アトミクス 中塗り・上塗り塗料 遮熱メタセラシリコンⅠつやあり

4.その他、トタン屋根のメンテナンス

4-1.カバー工法

既存の屋根材を撤去せずにその上から新しい屋根材を重ねる工法です。
また、トタン屋根を選んでもいいですし、ガルバリウム鋼板などの屋根材を選んでも良いでしょう。

4-2.葺き替え工法

古いトタン屋根を撤去して、新しい屋根材を取り付ける工法です。
こちらも、建物の形状にもよりますが、どの屋根材を選んでも良いでしょう。

5.まとめ

トタンのメンテナンス方法としては、塗り替えが一番安くすむでしょう。
痛みのレベルによっては、塗装ではカバーしきれない場合もあります。
その場合は、工事代は高くなってしまいますが、他の工法でのメンテナンスをお勧めします。

また、自分でトタン屋根の塗装は可能なのか?という点ですが、塗装をする時に考えなくてはならないのが、周辺環境の特性や専用器具の用意など、全てを考慮して計画を立てなくてはなりません。
中途半端にメンテナンスをしても劣化を防ぐことはできないでしょう。

また、屋根塗装は屋根の上での作業がほとんどで、どうしても危険が伴います。
よっぽど日曜大工の経験を積んだ方以外は、自分で処置をすることはやめておいた方が良いでしょう。

やはり、経験を積んだプロの業者にお任せするのがトタン屋根塗装の成功の秘訣だと思います。

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