屋根ってどうやってメンテナンスするの?、そもそも、屋根修理ってどこまでDIYで治せるの?そう疑問に感じる方はいらっしゃりませんか?
そこで、この記事では屋根メンテナンスをDIYで行おうとしている方を対象にDIYでもできるメンテナンス方法について詳しくお伝えします。
目次
1.屋根修理をDIYでするメリットとデメリット
まず屋根メンテナンスをDIYで行うメリットとデメリットについてお伝えします。
屋根のメンテナンスは高所での作業の為に、最悪の場合転落事故につながってしまいます。
その為に、屋根メンテナンスをDIYで行うメリットとデメリットをしっかりと把握しておく必要があります。
1-1.屋根メンテナンスをDIYで行うメリット
【メリット1】リフォーム費用を抑えることができる
屋根メンテナンスの費用は非常に高額です。なのでメンテナンス費用を抑える為にDIYを行うも多いです。
DIYのメリットは低価格でメンテナンスを行えることにあるでしょう。
1-2.屋根メンテナンスをDIYで行うデメリット
【デメリット1】DIYによる屋根お塗装は非常に危険
通常、屋根の塗装はプロの職人であっても足場を組んでおこなうことが一般的です。
DIYの場合は個人では足場を組むことができない為に、作業自体が非常に危険なものなってしまいます。
また、屋根の塗装の場合、屋根材のクラックなどを見落としてしまい、その上から塗装をしてしまうと、そこから雨水が侵入して、雨漏りの原因になってしまうこともあります。
DIYによる屋根塗装は非常に危険な為に、専門の業者の工事を依頼されることをおすすめします。
【デメリット2】施工期間が長期化する
屋根のメンテナンスは通常プロの職人であっても、工程によっては2人1組で作業をします。
しかし、DIYの場合、基本的に一人で作業をすることになるので、業者に依頼するよりもはるかに施工期間が長期化します。
また、屋根塗装の場合は、最初のメンテンスの品質が2回目の屋根の塗装の施工方法に大きな影響を及ぼすので。
初めて塗装工事をする屋根の場合は専門の屋根業者に工事を依頼されることをお勧めします。
【デメリット3】品質にムラが出る
屋根の塗装は通常、高圧洗浄や下地の調整など、塗料を塗るというよりも、その全行程の品質によって全体の品質が決定されます。
そして、この全体の品質を左右する高圧洗浄や下地調整はDIYで行うことが難しく、劣化したままの下地の上に塗料を塗ってしまうことで剥離などの施工不良につながってしまいます。
【デメリット4】失敗したら後戻りができない
屋根塗装の場合、後から塗り残しや、塗りムラを発見しても素人では施しようがありません。
そして、下地が不完全なまま塗装がされた屋根は必ず”ふくれ”や剥がれといった施工不良につながるので、業者も対応してくれません。
本来、屋根のメンテナンスは住宅の寿命を伸ばす為に行うものであり、品質が保証されているという面で業者に工事を依頼する方が無難です。
2.DIYで屋根修理をする手順
ここまで、屋根塗装を中心に屋根のメンテナンスをDIYで行うメリットとデメリットについてお伝えしました。
結論から言うと、屋根のメンテナンスはDIYで行うよりも専門の業者に依頼される方が無難です。
無難ですが、DIYで十分対応できるメンテナンスももちろんあります。
そこで、ここからは屋根メンテナンスでDIYで対応できる屋根おメンテナンス方法についてお伝えします。
2-1.DIYの屋根修理で必要な道具
- 安全ロープ
- ゴム製の滑りにくい靴
- ヘルメット
長年放置されていた屋根は、コケが生えていたり、カビが侵食していたりと、滑りやすくなってます。
特にコロニアルなどは平らで足掛かりとなるものがないので、必ずゴム製の滑りにくい靴を着する必要があります。
また、転落防止の為の安全ロープ、ヘルメットは必ず着用して作業を行うようにしましょう。
2-2.屋根修理をDIYで行う方法
2-2-1.高圧洗浄をDIYで行う方法
高圧洗浄とは屋根についたコケやカビなどを高圧洗浄機で洗い流す作業です。
基本的に高圧洗浄は屋根の上から下に向かって水が流れるように行います。そして、作業者は洗浄が済んだ箇所で作業をするのが基本です。
コケの生えた石の上が滑りやすいように、コケの生えた屋根も大変滑りやすいので注意をしながら作業をするようにしましょう。
また、高圧洗浄機にコードがからまってしまい落下しないように、高圧洗浄機もロープで固定をするなど、落下防止対策を行うことが重要です。
2-2-2.コーキング補修をDIYで行う方法
長年、紫外線や雨風にさらされていた屋根には必ずと言って良いほど、クラックが発生しています。
瓦にヒビが入っていたり、コロニアルの場合、先端が欠けてしまっていたり、必ずといって良いほど、クラックやヒビが発生しているものです。
屋根全体を点検して、クラックやヒビが発生している箇所を見つけたら、コーキングによって補修をすることができます。
このコーキング補修を施す事で、雨漏り対策になります。
2-2-3.軒樋の清掃をDIYで行う方法
軒樋とは、屋根の軒先に取り付けられた雨樋のことです。
軒樋は屋根に降った雨水を効率的に排水する役割がありますが、落ち葉やホコリなどで詰まりやすく、定期的に点検が必要な箇所でもあります。
もし、下から屋根を見上げて軒樋に雑草などが生えていた場合、詰まりが生じていたり、雨樋に土がたまってしまい堰き止めてしまっている恐れがあります。
高圧洗浄機などで一気に洗浄することができるので、DIYで屋根に登った際には一度確認してみてもいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?DIYでできる屋根のメンテナンス方法から必要な道具までご理解いただけたかと思います。
最後にまとめますと、DIYで屋根塗装をするのは避けた方が無難です。
本文中でもお伝えしましたが、屋根塗装は1回目の施工方法、施工品質によって2回目、3回目のメンテナンス方法に影響を及ぼします。
1回目の屋根塗装が杜撰だったばかりに、屋根を葺き替えるしか選択肢がなくなってしまったケースもありました。
また、屋根塗装はやり直しがきかない為に、DIYで行うのはあまりオススメできません。
何よりも、住宅を長持ちさせる秘訣は、最適なタイミングで最適なメンテナンスを行うことなので、屋根に詳しい専門家にアドバイスをもらいながら進めていくことが重要です。
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