セメント瓦の特徴と種類

セメント瓦の屋根

屋根をメンテナンスするにあたって、自分の家の屋根はどんな特徴があるのか知っておく必要があります。
今回はセメント瓦について調べてみました。
日本瓦の一種だと思っている方が多く、日本瓦の説明をそのままセメント瓦に当てはめてしまいがちですが、厳密にいうとセメント瓦と日本瓦は別の種類です。
セメント瓦について一から知りたいという方はぜひご覧ください。

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1.セメント瓦とは

セメント瓦とは、その言葉の通りセメントでできた瓦のことです。
塗装をして色付けするのが一般的ですが、顔料をセメントに混ぜて色を出すタイプのものもあります。

セメント瓦の特徴

  • カラーバリエーションが豊富
  • 成形の精度が高い
  • セメントは不燃材料なので火に強い

セメント瓦のデメリット

  • 塗り替えなどの定期的なメンテナンスが必要
  • 割れやすい
  • 水が浸透しやすい性質なので防水加工が必要

セメント瓦の種類

2-1.厚型スレート

厚形スレートは、セメントの量を少なくしモルタルの量を多めで混ぜ合わせたもので51kg/㎠以上の圧力を加え脱水成形した瓦です。
スレート瓦と比較すると、厚さがあるため厚形スレートと言います。
また、表面を釉薬処理したものを施釉セメント瓦と言います。
現在はほとんど製造されていません。

2-2. コンクリート瓦

コンクリート瓦は厚形スレートと同じ原料ですが、セメントの量が少ないです。
性質も厚形スレートとほぼ変わりません。
モニエル瓦などと呼ばれますがこれはメーカーの呼び名で、オーストラリアのモニエル者と共同開発を行い、日本に入ってきたためです。

2-3. セメント瓦の形状

  • J形(和形)
  • F形(平形)
  • S型(スパニッシュ形)

3.セメント瓦塗装目安

チョーキング

屋根面を指でなぞったときに指が白くなる現象です。
紫外線などによって古くなった塗膜が剥がれてきてチョークの粉の様に現れることです。
チョーキング現象が起き始めると、保護機能の低下のサインです。

色あせ、変色

色の変化は特に紫外線が大きな要因と言います。
紫外線によって塗膜が劣化し変色やつやなどが失われていきます。

カビ・苔発生

日光が当たらない北側などに発生しやすいです。
塗膜が劣化し防水機能が失われてくるとセメント瓦の含水率が上がってしまいカビや苔が発生してしまうのです。

塗膜の剥がれ

塗膜と素地との密着力が弱まり塗膜剥離が起きます。
美観を損ねるだけでなく、腐食や雨漏りの原因となります。

セメントの中性化

原料のセメントは強アルカリ性なので、酸性雨などによってセメントが中性化されてセメント瓦が劣化していってしまいます。

4.セメント瓦塗装方法

【工程1】高圧洗浄と下地処理
まず、屋根表面の汚れを高圧洗浄機で洗浄していきます。
その後、ケレン作業に入ります。
この処理が仕上がりの善し悪しに影響します。

【工程2】下塗り
屋根面への塗料の吸い込みを抑え、上塗り塗料との密着性を高めるために下塗り塗料を塗っていきます。
表面がざらついている瓦は念入りに表面を整えます。

【工程3】中塗り、上塗り
屋根塗装は最低でも3回塗りが基本です。
中塗り、上塗りに使う塗料ですが、外壁塗料などに比べると耐久性が高いものが多いため、必ず屋根専用の塗料を使用して下さい。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。
日本瓦との一番の大きな違いは塗装の必要があるという点だと思います。
日本瓦は高級瓦なので、初期費用だけみればセメント瓦の方が安く済みますが定期的なメンテナンスが必要になるので、長いスパンで考えれば日本瓦の方が経済的になる可能性があります。
見た目はほとんど似ています。見分ける方法としては、瓦の角が丸くなっているものが日本瓦(粘土瓦)で角ばっているのがセメント瓦です。
また、コンクリート瓦はセメント瓦に形が似ているのでプロの職人ですら間違えてしまうことがあります。
現地調査の際は、瓦の種類をしっかりと伝えるようにしましょう。
見た目は似ていても特徴はそれぞれ違うので見極めが大事です。
セメント瓦は定期的にメンテナンスをしないと知らないうちに手遅れになってしまったという事態になりかねません。
必ずプロの業者に屋根を診断してもらい無料で見積もりをとることをおすすめします。

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