美しい銀色の瓦!日本三大瓦【淡路瓦】の魅力

淡路瓦

お寺などの屋根の棟端に睨みをきかせた鬼面を一度は見たことがあるかと思います。
これは鬼瓦というもので、淡路瓦はその鬼瓦を製造したりもしています。

そんな淡路瓦ですが、三州瓦、石州瓦に並び、日本三大瓦のひとつとされています。

屋根材としても優秀の淡路瓦。
いったいどんな瓦なのでしょうか?

イーヤネット

1.淡路瓦の歴史

淡路瓦は、南あわじ市を中心に製造されています。
江戸時代初期、由良成山城を築城する際に、播磨瓦の名工清水理兵衛を招いて瓦を作らせたのが始まりと言われています。
そして、その10年後に弟子たちが南あわじ市津井地区に広めたとされています。
いぶし瓦を主に製造していて、全国のいぶし瓦シェア1位を誇るほど、淡路瓦というと美しい銀色の瓦が印象的です。

2.淡路瓦が有名になった理由とは

一つ目は、やはり良質な粘土が採れるという事でしょう。
淡路瓦は、「なめ土」と呼ばれる粒子の細かい粘土を使っています。
この粘土がいぶし瓦にとても適しているのです。

また、淡路島は京都・大阪・奈良などお寺や神社などが多くある地域が近く、需要があったことと、海に囲まれている淡路島では、古くから海上輸送が発達していたため、全国に出荷できた事も大きいでしょう。

3.淡路瓦の特徴とは

2-1.火に強い

淡路瓦の焼成温度は1000℃以上と三州瓦、石州瓦に比べると1番低いですが、とはいえ、高温で焼き上げられた瓦なので防火性は立証済みでしょう。

2-2.劣化しにくい

色あせや変色しづらい瓦のため、美観が長持ちします。

2-3.防水性

淡路瓦の主であるいぶし瓦は、焼成すると炭素被膜を形成していきます。
また、釉薬瓦はガラス状の被膜を形成するので、雨水を吸収せずに流し落としてくれます。

2-4.耐震性の向上

瓦は重量が重いため、建物への負担がかかり地震の揺れに弱くなると言われています。
日本に起きた大震災の後にカバー工法という地震の揺れに対応した施工方法が生まれました。
この方法で取り付けた瓦は、阪神淡路大震災と同じクラスと予想されている東海地震の模擬実験で落ちることが無かったという結果が出ています。

2-5.快適な住まい空間

淡路瓦は防音性と遮熱性が高いです。
直接太陽の光を受ける屋根は表面温度が70℃以上になってしまうこともあります。
遮熱効果が高い屋根は、外部の温度を室内に影響させず、また、室内の温度を外に放たないようにしてくれます。
そのようなことから、夏は涼しく冬は暖かく、騒音を気にせずに暮らせるのです。

2-6.圧力に強い

淡路瓦の耐圧性は、屋根材に課されているJIS規格より遙かに上をいっています。
その為、屋根に付けるアンテナ工事や積雪に強いといえます。

2-7.メンテナンスが楽

塗装が必要な屋根材と違って、瓦は塗装の必要がありません。

3.淡路瓦のデメリット

3-1.重量が重い

これは瓦屋根全てに共通して言える事ですが、やはり重さでしょう。
阪神淡路大震災以降、重い屋根は避けられ、軽い屋根材が選ばれるようになってきました。
現在は釘打ちやカバー工法などの対策が取られてはいますが、昔からの瓦葺きの方法は引っかけるだけなので、揺れると落ちてきてしまいます。

3-2.ヒビ、割れが起きてしまう

いぶし瓦など素焼きなので割れてしまう場合があります。
また、釘打ち工法などは釘が錆びて膨張すると、釘穴からヒビが入ってしまうこともあります。

4.淡路瓦の種類ってどんなものがあるの?

4-1.いぶし瓦

淡路瓦といえばいぶし瓦とも言われるくらい主として製造している瓦です。
いぶし瓦は、密閉した空間の中にガスで煙を発生させ、瓦表面に炭素皮膜を形成して製造しまうs。
この炭素皮膜が銀色で、瓦の色になります。
瓦を長年使用していくと、表面の炭素被膜が劣化して瓦が変色していくことがあります。

4-2.釉薬瓦(陶器瓦)

粘土で成型乾燥後に釉薬をかけて焼成すると、色の付いたガラス状の被膜を形成した瓦が出来上がります。
色ツヤがあり、被膜が水分の吸収を抑えてくれるため、色あせ、変色が少ないと言われています。
釉薬によって様々な色をだすことができます。

4-3.窯変瓦

釉薬を使わずに色を出す瓦です。
製造方法は、窯の中の環境を変えながら焼き上げていきます。
ガスが空気と混ざり合いほぼ完全燃焼している炎(酸化炎)と空気の流入を制限して不完全燃焼をさせた際に生じる炭素を含んだ炎(還元炎)の焼き具合のみで色を出していくため、瓦によって色のばらつきが起こります。仕上がりの色の予測も困難です。
屋根に敷く場合は、色が合うように配色を考えて設置していく必要があります。

【表】淡路瓦の種類と形状

いぶし瓦 和形 平板 S形
釉薬瓦 和形 平形 S形
窯変瓦 和形 平形 S形

5.まとめ

今回は、日本三大瓦の淡路瓦についてまとめました。

日本三大瓦・三州瓦についてはこちらから
日本三大瓦・石州瓦についてはこちらから

淡路瓦は400年の歴史があり、その時代に合わせて進化してきた瓦です。
屋根材のみならず鬼瓦、モニュメント、床や壁など様々な場所で使われています。
もっと淡路瓦を身近にと淡路瓦のコースターなどの名産品も開発されています。
瓦と聞くと、和風の家のイメージですが、洋風のお宅にもぴったりのデザインが必ずあります。
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